動くことは生きること

長谷川聖修
長谷川聖修(はせがわきよなお)

1956年、東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科コーチング学専攻教授。
体操領域の新しい運動方法の開発に努めるかたわら、「Gボール」を使ったワークショップなどを開催し、子どもたちへの指導を行っている。

◆「運動」「遊び」「掃除」……、

活発な子、活発でない子の接し方の手だて

10歳はゴールデンエイジ

身体活動は脳がつかさどっていますから、脳の発達と運動は密接に関係しています。脳が劇的な変化を遂げる時期には、当然、運動面においても大きな成長の時期を迎えます。

スポーツの分野ではとくに、9〜12歳ごろの子どもたちのことをゴールデンエイジと呼んでいます。ゴールデンエイジは、人間の一生に一度だけおとずれる夢のような時期です。いちいち頭で考えなくても見て感じたイメージどおりに技術を吸収し、「即座の習得」ができる特別な時期なのです。 “動くことは生きること” の続きを読む

筋力発電所

体育科学系 長谷川 聖修

2074年、筑波大学は100周年を迎えた。が、ついに化石燃料は底をつき、原子力発電もその安全性が疑問視され利用されなくなった。
エネルギー危機に見舞われた筑波大学では、学長より体育科学系へ緊急指令が下された。
すべてのトレーニングマシンに運動エネルギーを電気エネルギーに変換する装置が搭載されたのだ。
筋肉隆々とした体育の学生達が日夜自転車こぎやバーベルを挙げる運動に励みながら発電活動に汗を流す。
トレーニング場は学内の電力をまかなうための貴重な発電所となった。
学生達は、筋力トレーニングと同時に自分の作った分の電気を大学に買い取ってもらうアルバイトができて、それは大喜び。
まさにこれこそ「一石二鳥」..? “筋力発電所” の続きを読む