1956年、東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科コーチング学専攻教授。
体操領域の新しい運動方法の開発に努めるかたわら、「Gボール」を使ったワークショップなどを開催し、子どもたちへの指導を行っている。
◆「運動」「遊び」「掃除」……、
活発な子、活発でない子の接し方の手だて
身体活動は脳がつかさどっていますから、脳の発達と運動は密接に関係しています。脳が劇的な変化を遂げる時期には、当然、運動面においても大きな成長の時期を迎えます。
スポーツの分野ではとくに、9〜12歳ごろの子どもたちのことをゴールデンエイジと呼んでいます。ゴールデンエイジは、人間の一生に一度だけおとずれる夢のような時期です。いちいち頭で考えなくても見て感じたイメージどおりに技術を吸収し、「即座の習得」ができる特別な時期なのです。 “動くことは生きること” の続きを読む